

☆ 知事賞
作品名
制作者
アクトインディ株式会社
概要
子育て家族が楽しめる施設やイベントに関するスポット情報だけでなく、「授乳室あり」や「ベビーカーOK」等、安心して外出するための情報をマップ上にアイコンで表示するアプリ・Webサービス

◇ 優秀賞
作品名
制作者
特定非営利活動法人エムアクト
概要
オストメイト対応のトイレに特化した位置情報、設備情報やリアルタイムな混雑状況を提供するアプリ
◇ 優秀賞
作品名
制作者
Hiroz
概要
住民や観光客等、地域に縁のある人たちが投稿した「観光地の魅力を題材にしたクイズ」に答えることで、気軽に楽しみながら、その場所の隠れた魅力を発見するWebサービス
□ 入賞
作品名
制作者
株式会社ミライロ
概要
子育て家族だけでなく、障害者や高齢者、外国人等、多様なユーザーによる周辺施設のバリアフリー状況(段差情報を含む)を口コミの投稿や閲覧することができるアプリ

□ 入賞
作品名
みんなでつくるバリアフリーマップWheeLog!<ウィーログ!>
制作者
織田友理子・伊藤史人・吉藤健太郎
概要
車椅子の走行ログ機能、ユーザー間のチャット機能(つぶやき・リクエスト)や投稿数に応じたレベルアップ機能など、スポット情報の集約だけではない、ユーザーの経験を共有し、相互利用するアプリ

□ 入賞
作品名
制作者
Team SpotQ
概要
旅行者が旅先で地元の方とリアルタイムにQ&Aでき、チャットボットの返答と併せて地元の詳しい情報が得られるアプリ

○ 来場者特別賞
作品名
みんなでつくるバリアフリーマップWheeLog!<ウィーログ!>

※ 来場者投票
来場の皆様に6作品の中から、”最も便利だと感じた作品”へ投票していただき、最多得票の作品を「来場者特別賞」として表彰しました。投票にご協力いただいた方には、記念品として、”八丈フルーツレモン”をプレゼントしました。


アプリコンテストの事前審査にご協力いただいた、審査員の皆様です。
当日は、各賞のプレゼンターを務めていただきました。
○ 国際大学グローバル・コミュニケーション・センター准教授
庄司昌彦 氏 ≪審査員長≫

○ 一般社団法人情報支援レスキュー隊(IT DART)代表理事
及川卓也 氏

○ 株式会社三菱総合研究所社会ICTイノベーション本部主席研究員
村上文洋 氏
○ UI/UXデザイナー 一般社団法人画像電子学会会員
矢野りん 氏

プレゼンターとして小池百合子 東京都知事も出席し、知事賞贈呈後、式辞・総評を述べました。
「東京都が提供するオープンデータを駆使して、素晴らしい、都民ファーストなアプリを制作いただき、誠にありがとうございます。データは、活用されて初めてその真価を発揮します。東京都では、都民共有の貴重な財産であるこのデータを、オープンデータとして、2020年までに4万件の公開を目指していきたいと考えています。東京2020大会、そしてその後の将来を見据え、東京都のオープンデータを最大限活用していただき、2020年のレガシーとなるよう、皆様には競い合っていただきたい。そして、新たなアプリの制作に挑戦していただき、このデータを研ぎ澄まし、使いやすくしていただくことで、より良いデータにしていただければと期待しています。」
14:00
開会
14:05
作品発表(プレゼンテーション)
受賞した6作品の制作者によるプレゼンテーション
15:30
パネルディスカッション
テーマ『みんなでつくる未来~オープンデータが人を結ぶ~』
16:30
表彰式
知事賞他、各賞の表彰・記念品贈呈
17:00
閉会
※ 開会中、上記のステージイベントとは別に、展示・体験コーナーとして、以下のイベントを会場内で実施しました。
◎ 作品展示
◎ 来場者投票
◎ パネルディスカッション
◎ アイデアソンVR体験
□ テーマ
『みんなでつくる未来~オープンデータが人を結ぶ~』
□ パネリスト
パネリストとして審査員4名に、コンテスト審査を通じて感じたことや、データ活用によりアプリやサービスがどのように変わるのか、今後のオープンデータに関する展望等について、それぞれの立場や考えを踏まえ、お話しいただきました。
□ モデレータ
原 亮 氏(Code for Shinagawa)

□ コメント抜粋
◆ コンテストの審査から感じた印象について
● 庄司氏
今回のアプリコンテストの特徴として、既に広く利用されているサービスにオープンデータが活用された点が挙げられます。これは重要なことで、サービスの持続性があるため、オープンデータの効果を利用者に実感してもらうことができます。そうした作品が上位に残ったことは良いことだと思っています。
● 及川氏
アプリコンテストでは、その時の技術トレンドが応募作品に反映されることが多いのですが、そういったものが少なかった。地に足の着いた本当に必要なサービスとして提供しているということなのかもしれませんが、もう少し様々な技術トレンドを取り込んだ作品があっても良かったかなと思いました。
● 村上氏
オープンデータの取り組みが日本で始まった頃から数年が経ち、漠然とデータを示して作品を募集しても、もうアプリやサービスはなかなか出てこないと思います。既存サービスにデータを追加することで、より便利にするといった応募作品が多かった今回のコンテストは、そういった意味でも良かったと思います。
● 矢野 氏
デザインは、実際に運用する中でブラッシュアップしていくものなので、最初の段階ではあまり見栄えを気にしなくても良いと思っています。一方、データは「表現がない」とその活用が難しいので、アプリコンテストにおいて、色々な人がオープンデータを活用していくことは良いことだと思います。
◆ オープンデータを有効に活用していくために必要な取組について
● 庄司氏
東京都としてアイデアソンを3地域で実施したことはとても意味があったと思います。地域の課題に対する実感を持つことができ、また、集まった人たちが、「地域をどうしていったら良いんだろうか」と議論し、アイデアを出し合うことができたことは非常に良かったと思います。「課題設定」・「コミュニケーション(対話)」といったところまでは、アイデアソンとして上手くいきました。ただ、そこから先の本当に「良いデータ」「使えるデータ」をつくって公開していくまでにはもう一息です。「どう変えたいか」といった点は何となく見えているが、そこに「どういうデータを出していけば良いか」、ニーズをもっと伝えていく必要があるし、データを出す側も、もっと応えていかなくてはいけないと思います。
● 及川氏
アイデアソンの重要性は、IT DARTの活動で強く感じました。東日本大震災後の2011年4月からハッカソンを開催し、様々なアプリを作ったのですが、ユーザーである現地の声を直接聞く機会が少なかったため、結果として使われなかった。ユーザーがどういった課題を抱え、自分達の解決策が本当にその解決となるのか、何度も繰り返し試行を重ねていくことが必要だと思います。
● 村上氏
データを上手く使うには、その背景を知らなくてはいけない。車椅子が乗り越えられない段 差4.5cmの一方で、国が定める歩道橋の段差基準は2.0cmです。これは盲導犬や白杖の利用者が、歩車道の境界を認識するために必要な段差です。この背景を理解していないと段差をゼロにといった議論になってしまう。データをきっかけにそうした背景や意味を知ることは、有用なことだと思います。
● 矢野氏
デザイナーは、ロジカルなところもある一方で、突飛な発想を持っていたりします。絵心のある人がアイコンを作ると、UIの見栄えがスッキリするということもあります。そういうアイデアをたくさん出せる人を取り込んでおくことは面白いし、一人でもそうした人が仲間にいると視野が広がると思います。
◆ これからのオープンデータについて
● 庄司氏
2020年に向けて、行政や企業だけでなく、住民が都市をリードしていく必要があり、その表れの一つがオープンデータの活用です。皆さんもオープンデータに対する希望や要望を東京都オープンデータカタログサイトにあるリクエストボックスへ投稿してください。皆さんの意思を「見える化」することで、現実が変わっていくと思います。引き続き、皆で作っていきましょう。
● 及川氏
行政が持っているデータは、本来市民のものなので、初めから公開前提にしていてほしいと思います。何が使いやすく、何が使いにくいのかといったことは、表に出て、活用されて、初めてフィードバックされるものです。データの利活用をどうするかについて、最初から考えるのではなく、まずは公開して、その次に活用できていないものがあれば、どうすれば活用できるかを考えていけば良いと思います。
● 村上氏
全国の自治体がそれぞれのデータフォーマットで公開したら、活用する側としては困ります。これを統一するためには、国や自治体の取組だけでなく、有力なアプリやサービスが登場して、「このフォーマットに合わせれば、このサービスで使ってあげますよ」と、データを活用する側からフォーマット形成していくことも可能だと思います。そうしたサービスが多く出てきて、全国の自治体がそれに合わせてデータを公開していくようになれば良いと思います。
● 矢野氏
(行政、様々な当事者、デザイナー、エンジニア等が集まり、何か価値を提供しようとする時)共創の中心にデータがあれば良いなと思います。また、子共達がもっとデータに触れることができれば良いと思います。子供でもやればできる、オープンデータで遊べると思うんです。もっと子供の玩具になるようなデータがどんどん出てきたり、色々な人が親しめるようにオープンデータがなっていけば良いなと考えています。

表彰作品の展示スペースやVR映像の体験(アイデアソンの開催風景)スペースを設置し、多くのご来場の皆さまに操作・体験していただきました。


